セクハラやパワハラ、マタハラ、カスハラ・・・「〇〇ハラ」という言葉を聞かない日がないくらい、ハラスメントが一般的な言葉として浸透しています。
企業や自治体でもハラスメント規定を作成するのが当たり前になっていて、ルールを定めることで、働く人の健康と安全を守り、法的リスクを回避して未然にハラスメントを防止するのに役立てています。見たことはありませんが、江戸川区役所もハラスメントの内規があるそうです。
このようにハラスメントに関するルールを決めるのが一般的になっているのに、江戸川区議会、つまり議員を対象にしたハラスメント防止条例がまだありません。区民に信頼される議員であるためにも、ハラスメントを起こすようではいけません。世田谷区や狛江市、柏市など、各自治体の議会でもハラスメント条例を定めるところが増えてきています。
ハラスメントが起きてからあわてて条例制定するのではなく、起きる前、未然防止のために前もってアクションを起こすことが大切です。そこで、私が所属している「超党会派えどがわ」、「無所属の会」が中心となって、このたび江戸川区議会で議員を対象とした「ハラスメント根絶条例」案を提出しました。
8月の総務委員会で内容を審議し、ほかの会派の意見とすり合わせを行って、そのあと、早ければ第三回定例会で条例制定となります。議会内でも賛否が分かれている状態で、成立するかどうかは微妙な状況ですが、これからも継続的に条例成立を目指して活動していきたいと思います。