「きもとさん」のはなし

船堀周辺のお宅をご挨拶に訪ねていると「きもとさんて『あの』きもとさん?」と、ときどき聞かれることがあります。船堀にある法龍寺の先代の住職が木本多聞さんという方で、隣で保育園を運営されていることもあって、地域で親しまれた方だったようです。

江戸川区役所でも「きもとさんて『あの』きもとさん?」と聞かれたことがあって、木本多聞さんは、なんと20年以上前に江戸川区議会議員も務められていたそうです。木元ではなく、木本と漢字も同じで、同じ区議会議員を目指しているということに、血縁関係こそありませんが、不思議な縁を感じました。

お寺、保育園、区議と、本当に地域のために尽くされた方だったんだなと思い、残念ながらもう亡くなられていますが、一度お話を伺いたかったと、法龍寺にある木本多聞さんの位牌に静かに手を合わさせていただきました。

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